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1-12-2007 幻想4「不完全犯罪」 前世で人をあやめたが、結果として完全犯罪となってしまったために、償いをせずに来てしまった。そういう加害妄想が僕にはある。断片的な記憶も実に生々しく、多くを語ることはできない。 誰も知らない犯罪。もしかすると、前世ではなく、現世での出来事かもしれない。それほどに生々しく記憶にある。ただし、忘れ去ろうという強力な意思の力で、断片的なものになってはいるが、罪の意識、懺悔の気持ちは少しも減衰していないように感じられる。 自分の過去を調べよう。連絡の取れなくなった親しい人はいないか。御宮入りになった殺人事件の資料を集めよう。自分に関わりのありそうな要件はないだろうか。 あまりに具体的な罪の意識、その罪悪感は意識できる罪悪感のうちで最も映像に結びついているものだ。明らかに遺体を埋めている。土に埋もれていく手や足、土くれの一粒一粒までが鮮明なのだ。 前世であれば、事件が発覚する前に自分も死んだのであろうか。現世であれば、自分の記憶をねじ曲げているのだろうか。 だから、僕には人生いかに生きるべきかとか、人生とはなんぞやとかいう思いは一切ない。実にさわやかなものだ。生きることはあがなうこと、それ以外にはない。そのために生まれたと感じる。単純だが、これは美しい生き方かもしれない。美しい生き方とは、このように殺意や罪やそうした最も醜いものから生まれくるものなのだろう。 今日の今日まで告発されることもないまま、罪の意識がある。これは完全犯罪ではない。不完全犯罪だ。本当の完全犯罪というものは罪の意識がないことにあるのではないか。罪の意識がある以上、申し訳ない、償いたいという気持ちがわく。永遠のしっぺ返しだ。そんなものを受けるようでは完全犯罪とは言い難い。ただ捕まっていないというだけにすぎない。 ともあれ、こうした幻想が、本当に幻想であればいいのにと常に思う。前世であれ、現世であれ、捨てられた記憶をこれ以上発掘して確かめようなどという勇気などもうありはしないのだ。 Links naar je weblogDe URL voor de link naar dit weblogitem is: http://gt250.spaces.live.com/blog/cns!7C02D4D2C599DBDB!1998.trak Weblogs die naar dit item verwijzen
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